再販価格維持制度とは?Amazonせどりで書籍を販売するときの注意点
こんにちは、メイプルです!
今回は初心者が知らないうちに犯してしまいやすい法律、再販価格維持制度(再販制度)について解説します。
再販価格維持制度とは簡単に言うと、書籍やCDなどのメディア商品は出版社が決めた値段で売らないといけないという法律です。
僕たちはAmazonでCDを出品することはできないので、書籍を販売するときに注意が必要です。
この書籍の再販価格維持制度は、本せどりをする上で、知っておかなくてはいけない法律なので必ず理解しておきましょう。
もくじ
再販価格維持制度とは?
再販価格維持制度とは簡単に言うと、小売店(書店やデパート、Amazon)で販売する際に、メーカー(製造元)の決めた価格で売らなくてはいけないという制度です。
例えば決められた価格、定価1000円の商品があったとして、
店舗Aでは2000円で売ったり、店舗Bでは500円で売ったりすることができないというルールです。
この制度により、書籍などの出版物は全国どこでも同じ価格で売られていています。
理由としては、いろいろな説がありますが、
出版物は文化的に価値があるものなので、価格競争を無くし、誰でも平等に書籍を手に取るようにと言う説が有力です。
再販価格維持制度が適用される商品は?
ではこの、再販価格維持制度が適応されている商品は何があるか見てみましょう。
適用される商品は、
・書籍
・雑誌
・新聞
・音楽ソフト(音楽CDなど)
です。
Amazonせどりで扱うことができるのは書籍、雑誌、つまり本ですね。
(CDは現在、出品不可となっています。)
その中でも「新品」の「本」のみが対象になります。
裏を返すと、新品で本を売らない場合は気にしなくていい法律になります。
再販価格維持制度が適用されない本もある
一方、書籍であっても再販価格維持制度の適用外の本があります。
自由価格本と言われ、新品であってもプレミア価格、割引価格で販売することが可能な書籍です。
代表的なのが、リュックサックやバッグ付きの書籍?です。
これを書籍とは呼ぶのには若干の抵抗がありますが(笑)、おまけ付きの本は再販価格維持制度の対象外になっている場合があります。
このような商品は、Amazonにおいても定価を超えて販売することが可能です。
そしてこれには見分け方があります。
方法は、価格の表示を確認してみましょう。
通常の再販価格維持制度の書籍は、定価〇〇円と書いてあります。 定価と書いてある新品書籍は、定められた価格で売らなくてはいけません。
一方、自由価格の商品は、価格〇〇円と書いてあります。
この場合は、表示価格を無視して販売することが可能です。
また、定価だけど期限があるものも存在します。
写真のような、「時 次号発売まで」と書いてあるものを時限再販本と言い、記入されている時期が過ぎれば自由に価格を変えることができます。
定められた価格の本は、プレ値販売禁止。
自由な価格の本は、プレ値販売可能。
覚えておきましょう!
Amazonは法律違反のセラーばかり
そうは言っても現状、Amazonでは多くの法律違反を犯しているセラーを見かけます。
知ってやっている人もいれば、知らずにやっている人もいる。
ですが、そこは法律です。
副業でやっているのに、わざわざ目先の欲に目がくらみ犯罪を犯す必要はありません。
みんなやっているから・・・は、言い訳にもなりませんからね。
しっかり、自分の身は自分で守る必要があります。
実際、Amazonの規約でも再販価格維持制度のある書籍を、定価以外で販売することが禁止となっています。
法律、Amazon規約を守って、アカウント停止にならないように運営していきましょうね。
Amazonで再販価格維持制度を回避して販売するには?
書店でプレミア新品書籍を見つけたんだけど・・・残念。
再販価格維持制度で利益取れないからスルーしよう。
ルール破っている人がいるのに悔しいな・・・
ちょっと待ってください、実はAmazonで再販価格維持制度を回避してプレミア価格で売る方法が一つあります。
それは、中古品として売るということです。
繰り返しますが、再販価格維持制度は新品商品のみに適用されるため、中古品であればいくらで売ろうとルール違反ではありません。
そのためAmazonで新品書籍を売る際は、「ほぼ新品」のコンディションで出品します。
こうすることで、法律もAmazonの規約も、そして利益も守って販売することができます。
確かに、違反して新品で売っている人もいますが、無視すればいいんです。
自分たちは正当な商売をしていきましょう。
まとめ
今回は書籍の再販価格維持制度について説明しました。
新品の書籍(本)は一部を除いて、Amazonでもプレミア価格で販売することができません。
ただし、中古品の「ほぼ新品」として販売することで、そのルールを回避することができます。
ルールを破ったセラーが多い中、自分だけがルールを守って損するのは悔しいですが、僕も守っています。
他にも優秀で尊敬するような方は全員守っています。
ちょっとなら・・・と思わずに、せっかく始めたAmazonせどり、胸を張ってやっていきましょう!