【初心者必見】モノレートのバリエーションカタログに要注意!!売れない商品を抱えないための対策とは?
こんにちは、メイプルです。
今回は日用品などに多くみられるバリエーションカタログの、モノレートの見方について解説していきます。
バリエーションが分からない人にも、丁寧に解説していくので安心してください!
特に新品商品の複数購入(縦積みと言います)のときは、このバリエーションカタログに注意してモノレートをチェックしなくてはいけません。
これを正しく理解しておかないと、仕入れた商品がなぜか売れない!!という事態に陥ってしまうので初心者は必ず知っておきましょう。
バリエーションカタログとは
まず、バリエーションカタログとはこの画像のようなものです。
ひとつのカタログ(商品ページ)に複数のカラーバリエーションの商品が選択できるように販売されています。
これをバリエーションカタログや、統一カタログと呼びます。
このバリエーションカタログがある商品は、モノレートを見るときに特別な注意が必要です。
モノレートの情報に注意
通常モノレートはAmazonの商品のデータを1つ1つトラッキング(記録)してグラフを作成しています。
そのため、商品ASINごとのランキングの推移がわかり、僕たちは売れている売れていないの判断ができるわけですね。
しかし、このバリエーションカタログ、特にホーム&キッチンのジャンルの商品については注意点があります。
実は2018年7月上旬に、Amazon上でホーム&キッチンのランキング表示方法が変更になり、モノレートが誤った情報をトラッキングしてしまっている状態になってしまっています。
実際に例を挙げてみてみましょう。
実際の商品例
では実際の商品を例に、バリエーションカタログの商品を見てみましょう。
1つのカタログに、シリコンボウルやザルが統一されています。
では、このザルのモノレートのランキングを見てみましょう。
3ヶ月波形でこの商品のモノレートはこのようになっています。
ザル
ものすごく売れているように見えますよね!
ですが価格を注目してください。
こんな27,000円もする価格のザルが売れるわけありません。
他の商品も見てみましょう。
試しにいくつかピックアップします。
取っ手付きザル
ボウル
桶
どうでしょう、ランキングの推移が似ていることに気がつきませんか?
実はバリエーションカタログでは、違うASINの商品でもランキングが統一されていることがあります。
Amazon側の詳細データを見てみましょう。
全ての商品のランキングが一緒になっています。
モノレートはこの売れ筋ランキングをトラッキングするため、違うASINでも同じランキング波形になってしまっています。
バリエーションカタログでは、どれかが売れると全部のランキングが変動するため、いったいどの商品が売れてランキングが変動したのかがわかりません。
そのため売れていない商品も、売れているように見えてしまいます。
正しい情報の収集方法
モノレートを上手く読み取って、正しい情報を抜き取りましょう。
まずは、12か月またはすべての期間のデータを見ることで統一前のランキング変動を見ることができます。
7月の上旬を境に、いきなりランキングが変動するようになりました。この時にランキングが統一されたことが予測できます。
こちらは桶のランキング波形ですが、統合前にも売れていた商品だと分かります。
今でも売れている可能性があります。
そして現在、売れている商品がどれかは、価格や出品者の増減を見て判断するしかありません。
桶のモノレートデータを見ると、2019年に入ってもある価格帯で推移し、出品者の増減を繰り返していることが分かります。
そのため、この商品は売れている可能性があると考えることができます。
初心者はどうすればいいの?
では初心者はどうやってこのトラップを回避していけばいいのでしょうか?
まずは弁当箱や水筒などのホーム&キッチンの商品は、バリエーションカタログはランキングが統一されている可能性を考えましょう。
そしてモノレートのデータから本来の売れ筋を読み取る努力をしてください。
弁当箱や水筒はもともと回転が良いので、カラーバリエーションによる販売個数の差はそこまで大きくない印象です。(例:月の販売数、ピンク16個、黄色10個など)
一方、形や個数が違うものは全く売れていないものが存在するので慎重に読み取っていきましょう。
モノレートを読み取るには経験を積む必要があるので、初めから何十個も同じものを買うのではなく、1つ買って売れるか確認するという作業も大切にしてください。
まとめ
今回はバリエーションカタログに潜む罠について解説していきました。
モノレートのランキング変動だけを見れば良いと思っていた!!という方がいればびっくりされたかもしれませんね。
モノレートやAmazonは度々、仕様が変更されます。モノレートも自動でプログラムがデータを拾っているため、誤作動や通信障害で正しいデータが拾えないこともあります。おかしいと思ったときは仕入れを焦らず、じっくり考えてみましょう。
情報は1年単位で変わっていきますので、常に新しい情報にアンテナを張ってやっていきましょう!